”FX極”を主催する岡安盛男氏が、2024年5月7日発行のメルマガ”極通信”で、為替相場の現状を分析されています。

過度の円安阻止のため日銀が介入した件について、米国のイエレン財務長官か言及しています。
 
その発言が相場に及ぼす影響など、解説の一部を抜粋して紹介します。(引用の許可は頂いています)

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米国イエレン財務長官発言の影響 円買い介入は今後どうなる?

岡安氏の分析はこちらです。

先週末にイエレン財務長官が円相場は急激だったと認める一方で「こうした介入はまれであり協議が必要」との発言を受け週明け東京市場でドル円は152円後半から154円まで上昇。
 
その後米長期金利低下により154円ミドル付近まで押し戻されたもののクロス円の買いがドル円の下支えとなった。
 
先週末に発表された米雇用統計が弱い結果となりFRBの早期利下げ観測が広がりドルの上値は重くなっている。
 

 
一方で金利差狙いからの円売りはドル以外の通貨で依然継続。
 
介入で乱高下した後だけにドル円は暫く狭いレンジ内で落ち着いた動きが続くとみている。

こんにちは、岡安です。
 
週明け東京市場でドル円は買いが先行しましたね。
 
週末にイエレン財務長官がドル円の介入について「こうした介入はまれであるべきで協議が行われることが期待される」との発言を受け今後介入を実施するのは難しいとの見方が広がった。
 

 
今週は米国経済指標の発表が少ない中で政策会合が開かれる豪ドルやポンドが買われやすい。
 
先週は政府日銀がトータルで9兆円近い介入を実施したと予想されただけにドル円の上値は重く、目先は金利差狙いからのクロス円の上昇を見込んだ買いを入れていきたい。
 
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