今回は少々キツめの話を。
先日ある飲み会で、二人の医師と話す機会がありました。
お二人ともまだ若い(30代?)のですが考え方がしっかりしていて、とても興味深い話ができました。
相手が医師とくれば、健康関連話を聞くしかない!と、やや前のめり気味だったかもしれません。
あれこれ会話する中で、医療費の話題になりました。
医療費の増大はここしばらく、ずっと問題視されています。
今後その深刻さは増すばかりです。
人口ボリュームの大きい団塊世代が後期高齢者になると、医療費がどうなるかは容易に想像がつきます。
「医師として、どうすれば解決できると思いますか?」と聞いてみたところ、なかなか強烈な答えが返ってきました。
医師による医療費抑制のための提言
その答えとは
80歳になったら医療費を全額自己負担にする。
でした。
医療保険の適用をやめてしまうわけですね。
これは二人が口を揃えていました。
「現場の医師のほとんどは、似たようなことを考えている」そうです。
すごく過激でとんでもない提案のようですが、医師からすれば「これが現実」なのでしょう。
高齢者はこれからどんどん増える。医療費も膨らみ続ける。
何か変えなくてはいけない。
それならどうするか。
”支出”を減らすしかないのです。
こういうことを言うと、「年寄りは死ねというのか!」「高齢者の人権を守れ!」とヒステリックに反論されるわけですが(数年前には実際そういう批判が起きましたよね)、現実として、無理なものは無理なのです。
医師が言うには
「80歳の人の余命を救うのと、40歳や50歳の人の余命を救うのと、どちらを選択しますか?という話です。国の予算が無限にあるのなら、こんなこと考えなくてもいいんですけど。」
もちろん医師の立場で大っぴらに口にはできません。お酒の席だから言えることです。
それで私がどう考えているかというと、この意見には概ね賛成です。
筋は通ってるなぁ、と感じる私は冷たい人間なのでしょうか?
「全額自己負担」はさすがに乱暴としても、高齢者も少しは負担を増やしてくれよ、というのが正直なところ。今年度から後期高齢者の医療や介護の負担が増えているのも、仕方ないだろうなぁ、と思うのです。
とはいえ、いくつになってもやっぱりちゃんとした医療は受けたいもの。
私の考え 当たり前といえばそれまでですが
そこで私としては、
健康な人を増やしてしまえばいい
と提案致します。
(自称)健康人間の私は、ここ20年くらい年間医療費はほとんどゼロです。手前味噌ですが、私のような人間が増えれば医療費が削減できるのは間違いありません。
もちろん、これから先のことはわかりません。ガンになるかもしれませんし、思わぬケガをしたりや病気になる可能性もあります。
ただ、自分の注意である程度防げる病気、例えば痛風や糖尿病といった生活習慣病、あるいはカゼなどの発症リスクは他の人よりも少ないのではないかと。
カゼでも、ひどくなったら病院に行って医療保険制度のお世話になりますからね。
(日本国民全員がカゼをひかなくなり、病院を利用しなくなったらどれくらい医療費は削減できるのかな?)
各自がもっと健康になることは、何より自分のためになりますし、ひいては国の医療制度を助けることにもつながるのではないでしょうか。