アフリカ地域出身の人は、苦味に対して感受性が低い(苦味を感じにくい)ことが多いとされています。

他の人が「苦い!」と感じるような食べものも、アフリカ出身の人は「そうかな?」と、特に苦いと感じないわけですね。

アフリカの中でも、蚊が媒介する感染症「マラリア」が流行しやすい地域出身の人はこの傾向が特に強いそうです。
 
これは、マラリアに対し薬効作用のある植物を食べる必要があるからではないか、と考えられています。
 

 
そうした植物は総じて苦く、日本人の味覚では食べられたものではありません。
 
しかしアフリカに住む人はマラリアを防ぐため、食べなければ生きていけません。
 
エジンバラ大学の科学者チームの研究では、アフリカの約8万~80万年の歴史の中で確立された遺伝的差異ではないか、と結論づけています。
 
苦味を感じるかどうかは、受容体の遺伝子のごくわずかな変異で決まります。
 
確かに料理の味は、国や地域によって大きく違いますよね。ものすごく甘かったり、辛かったり。
 
日常の食事でも、健康を考えて薄味にすると、最初はイマイチに感じますが、そのうち慣れてきて美味しく食べられるようになります。
 
味覚は習慣の影響を受けて変化しやすいのかもしれません。
 
雑誌「栄養と料理」2015年1月号99ページを参考にしました。

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