”FX極”を主催する岡安盛男氏が2024年3月28日、自身のメルマガ”極通信”で田村日銀審議委員の発言と今後の見通しを解説されています。
発言により円安が進み、これ以上の円売りでは介入が入るとの観測です。
今後の動きとイースター休暇での動きについて、メルマガから一部を抜粋して紹介します。（引用の許可は頂いています）
田村日銀審議委員の発言で円安進む 介入はある？イースター休暇中の動き
こんにちは、岡安です。
昨日の東京時間に田村日銀審議委員が「当面緩和的な金融環境が継続する」との発言を受け、ドル円は22年10月に付けた高値151円94銭を上抜き151円97銭まで上昇しましたね。
タカ派とみられていた田村審議委員だけに市場の期待が外れたことが円売りにつながった。
一先ず152円付近では介入が実際に入る可能性は高く、当面の天井を付けた可能性が高い。
ただ、日銀が緩和政策継続姿勢を変えない限り時間が経てば再び152円を試しに行く可能性が高い。
明日からイースター休暇に入ることから市場参加者が少なく相場は動きにくくなる一方でちょっとした発言などで短期的に荒っぽい動きになりやすく注意したい。
岡安分析 本日のドル円動向
昨日の東京時間に田村審議委員が「当面緩和的な金融環境が継続する」と発言。
タカ派として知られていたことから市場は利上げに関する前向きな話を期待したことものの失望。34年ぶりの151円97銭まで上昇した。
しかし、突如三者会合が開かれたことで介入警戒感が一気に高まりドル円は151円03銭まで下落。
その後米長期金利が上昇したことで151円ミドル付近まで押し戻されるなど、依然として底堅い動きが続いている。
152円を当局が意識していることは間違いなく、実際介入が入る可能性が高いことから当面の天井を付けた可能性が高い。
しかし、ドルも底堅いことから下値では買いが入りやすい。
イースター休暇に入ることから相場は膠着状態に入るとみているが、薄商いの中で突発的な動きには注意したい。
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