”FX極”を主催する岡安盛男氏が、2024年6月11日発行のメルマガ”極通信”で、今後の為替相場について解説されています。
一部を抜粋して紹介します。(引用の許可は頂いています)
イベントを控えてドル高・円高もみ合いか
岡安氏の分析はこちらです。
先週末の米雇用統計の結果を受けFOMC会合ではタカ派的な内容が示されるとの見方が広がり、週明け東京市場ではドル高の流れを継いで157円19銭まで上昇。
その後欧州市場で156円75銭まで押し戻されたものの米長期金利高止まりによりドル円は157円付近でもみ合いが続いた。
明日のFOMC会合に対し市場はややタカ派との見方が先行。
そして次の日の日銀会合では正常化に向けた国債買い入れ減額が議論されるとの見方が先行。ドル高と円高への思惑が先行しているように見える。
いずれにしてもイベントを控え今日も慎重な動きが続くとみるが、その前に先週末のドル上昇の調整が入るとみている。
こんにちは、岡安です。
先週末に行われた欧州議会選挙でEU統合理念に懐疑的な極右や右派の勢力が伸びたことで週明け東京市場でユーロは下落して始まりましたね。
一方ドル円は底堅い動きで推移。
先週末に発表された米雇用統計が強い結果を示したことでFOMC会合ではタカ派的な内容が示されるとの見方から米長期金利が上昇。
ドルは全般に底堅い動きが続いた。
明日は米5月CPIが発表され、その翌日の早朝には注目のFOMC会合を控えて市場は動きにくい状況が続く。
その中でEUの動向に市場の注目が集まりやすくなっていた。
フランスやイタリア、オーストリアで極右や右翼が第一党となったことでユーロへの不安が拡大。
FOMC会合に関しても先週の米雇用統計の結果からタカ派的との見方が広がり、日銀の早期利下げへの思惑など、市場は目先の結果から先走りし過ぎる傾向が強まっている。
それだけに、ちょっとしたことで修正が入りやすい状況でもある。
この相場状況を踏まえて仕掛ける為にコチラを学んでみませんか。