”FX極”を主催する岡安盛男氏が、2024年5月28日発行のメルマガ”極通信”で、今後の為替相場見通しを解説されています。

神田財務官の発言と介入への思惑、市場の受け止め方など、解説の一部を抜粋して紹介します。(引用の許可は頂いています)

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神田財務官の発言と市場の解釈 今後の相場見通しは

岡安氏の分析はこちらです。

先週末に神田財務官が「今後もいつ何時でも適切な措置を行う」と発言。
 
イエレン財務長官の批判的な発言を跳ね除けたような発言から介入への警戒感が蘇った。
 
また、植田総裁や内田副総裁の「デフレやゼロ金利との闘い、今回こそこれまでとは違う」などの発言もあり日本10年債が1.02%まで上昇。
 
上昇幅は小さいもののアジア市場では全般に円買い戻しの動きが強まった。
 

 
しかし欧州市場に入るとリスクオンの円安もありドル円は157円手前まで押し戻された。
 
ドルの上値が抑えられ一層クロス円に買いが集まりやすい状況となっており、静かな相場程円安が進みやすい。
 
ただ、今日はNY市場が連休明けとなり再びFRBのタカ派姿勢を背景とした金利上昇がNY株価を押し下げる可能性があり、そうなればリスクオフの動きからドル円の上値は抑えられることになる。

こんにちは、岡安です。
 
英国や米国が祝日ということもあり動意の乏しい中でも日欧株価上昇によるリスクオンの円安が進みましたね。
 
今日から連休明けとなるNY勢の出方に注目が集まる。
 
多くのFRBメンバーによるタカ派発言が相次ぐ中でドルは底堅い動きが予想される。
 
一方で金利上昇によるNY株式市場は上値の重い展開が続くとみられ、リスクオフや日本の当局者による円安けん制の動きなどから円安にも限りがみられる。
 
週末には東京のCPIやFRBの注目するPCEデフレーターの発表を控え全般に方向感の乏しい展開が続きそうだ。
 
この相場状況を踏まえて仕掛ける為にコチラを学んでみませんか。

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