予想外にドル安が進みました。”FX極”を主催する岡安盛男氏が、2024年6月4日発行のメルマガ”極通信”で、今回のドル安について解説されています。

今後の見通しも交えた解説の一部を抜粋して紹介します。(引用の許可は頂いています)

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予想外にドル安 ISM製造業景況指数が予想を下回り 今後の展望は

岡安氏の分析はこちらです。

今週は大きな動きはないと予想していたが週初からドルは活発な動きで始まった。
 
週明けドル円は日経株価が上昇したこともあり先週末の高値を抜いて157円47銭を付け、そのまま底堅い動きが続くかと思われた。
 
しかし欧州市場では米長期金利低下に併せるようにドル売りが先行。
 
クロス円の売りも加わりドル円は156円65銭まで下落。
 
その後発表された5月ISM製造業景況指数が予想を下回ったことでドル全面安の中ドル円は155円95銭まで下落し高値から1円52銭下落。
 

 
ここまで値動きが大きくなるということは今週末の雇用統計や来週のFOMC会合を控えポジションの巻き戻しが入っている可能性が高い。
 
東京では昨日のNY市場での窓を埋める動きが先行するとみているが、ドルの下振れリスクが高まる中、今日のJOLTS求人件数の結果次第でドル円は一段の下値を探る展開が予想される。

こんにちは、岡安です。
 
5月ISM製造業景況指数が予想を下回ったことでドルは全面安の展開となっていますね。
 
来週のFOMC会合を控え市場は全般にポジションの巻き戻しが入りやすい。
 
また、FRBメンバーによる発言がないことから指標結果には素直に反応しやすい。
 
今日はJOLTS求人件数が発表されるが、こちらも予想外の結果となれば過度に反応する可能性が高い。
 
ただ、週末に雇用統計を控えていることから一方向に傾いても最終的に修正が入るとみている。
 

 
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