佐野俊郎さんをご存じでしょうか?
かつてラジオやRKK(熊本のローカルテレビ局)の番組にも出演されていたので、特にコーヒー好きの方は「見た(聴いた)ことがある」という方も多いかもしれません。
佐野さんはコーヒー文化学会の会員で、とある喫茶店のマネージャーをされています。コーヒーのセミナー開催や、陶磁器展示会イベントでのコーヒーハンドドリップ実演も行われています。
管理人はひょんなことから佐野さんと知り合うことができ、それ以来いろいろお話を伺ったりしています。
当コンテンツでは、佐野さんのハンドドリップ動画を紹介します。
動画を見ていただければわかるように、佐野さんの淹れ方ではものすごく膨らむコーヒードームが目をひきます。
ハンドドリップをする人がこの動画を見ると、皆一様に「この淹れ方はスゴい!」「どうやったらできるの?」とビックリされます。
佐野さんによると、この膨らみは炭酸ガスによるものであり、豆を焙煎してからできるだけ早く使うことで膨らみやすくなるのだとか。
「膨らませる」ことが目的ではないですが、見た目に楽しいものであり、飲んでもらう方の興味をひければ、コーヒーの楽しみも増えるというもの。膨らませたいとお考えなら、参考にしてみてください。
佐野さんの場合、「蒸らし」をされません。
ハンドドリップのセオリーになっている工程を省いているわけで、佐野さんの淹れ方には異論もあるようです。
私もそうした異論を聞いたことがありますが、実際に飲んだ経験のある者として言わせて頂ければ、佐野さんのコーヒーは大変美味しいです。
佐野さんのコーヒーを飲み始めるようになってから、コーヒーの味の自分に合う・合わないを判断できるようになりました。
かつての私は何も考えずに飲んでいたのですが、最近は「これはイイなぁ」「これはイマイチ・・・」といったことがわかるようになったのです。(あくまで私の基準です)
いまでは「蒸らし」がなくても美味しいコーヒーはできると考えています。もちろん、蒸らしをすることでも美味しいコーヒーはできますし、それが必須という方もいるでしょう。
佐野さんの淹れ方は、あくまでひとつの例としてご覧ください。
気が向いたら、蒸らしなしの工程も試してみてはいかがでしょうか。これまでと違うコーヒーができるかもしれませんよ。
そしてそのコーヒーも意外とイイ感じだったりして?^^
(動画は紹介しましたが、佐野さんのご要望でお店に関する情報はここには掲載いたしません。悪しからず)