”FX極”を主催する岡安盛男氏が、2024年8月20日発行のメルマガ”極通信”で、相場の現状と今後を解説されています。
米国の材料からドル安気味ですが、思惑含みでもあるようです。
同メルマガから一部を抜粋して紹介します。(引用の許可は頂いています)
米国の雇用環境悪化と利下げの可能性でドル安 思惑先行も?
岡安氏の分析はこちらです。
米労働省が21日に過去の雇用統計を大幅下方修正するとの見方が広がり週明け東京市場でドル売りが先行。
また、日経平均株価が大幅安となったことでリスクオフの円買いも重なりドル円は148円台から145円19銭まで下落。
その後クロス円の買い戻しが入るとドル円も146円71銭まで反発するなど荒っぽい動きが続いている。
今日は特に目立った材料はないものの23日のジャクソンホール会議でパウエル議長が労働市場の弱さなどから利下げに前向きな姿勢を示すとの見方がドルの上値を抑える。
ただ、思惑が先行し過ぎるとその反動も大きくなる。
パウエル議長の発言までは昨日の安値145円前半が底値として意識される。
こんにちは、岡安です。
インフレ懸念が後退したことで次は労働市場への懸念がドル売りを促している。
この日はカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が「インフレは進展を見せており労働市場が懸念すべき兆候を示している」と発言。
市場はインフレから労働市場や景気動向へと注目が移っており、23日のジャクソンホール会議でパウエル議長が利下げに前向きな姿勢を示すとの思惑がドルの上値を抑えている。
今日もドルは上値の重い展開が続くとみるが、やや思惑が先行している観もありその調整の買い戻しには注意したい。
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