有名人が体調を壊して入院したものの、医師の言うことを聞かず、あげくの果てには勝手に退院してきた、なんて話を時々耳にします。

病院にしてみれば、困った患者なのですが、アメリカではこうした患者も「想定内」として対処するそうです。

アメリカでは、医師のアドバイスを聞かずに退院することを
 
AMA
 
と呼びます。
 
Against Medical Advice
 
の略ですね。
 
(2014年1月に亡くなった、タレントのやしきたかじんさんは典型的なAMAだったようです)
 

 
アメリカでは、入院患者が「帰る!」と言い出して聞かなかったら、AMAフォームという書式にサインしてもらいます。
 
「患者は医師のアドバイスに逆らって退院します」と確認するもので、いわば「自己責任で退院する」という宣誓書ですね。
 
サインが終わったら、病院側もあっさり退院させてしまいます。日本なら病院に戻すべく、あれこれ説得しますよね?
 
アメリカでは入院患者の2%、何と毎年50万人が「AMA退院」しています。
 
しかし医師のアドバイスを聞かない代償は大きいようで、AMA退院した人の再入院率は、普通に退院した患者よりも20~40%高く、30日後の死亡率も10%増えるそうです。
 

 
日本はアメリカほどAMA退院は多くありません。
 
アメリカでは医療費がとんでもなく高額といった背景の違いはあるものの、やはり医師のアドバイスはちゃんと聞いたほうが良さそうです。
 
(雑誌「週刊新潮」2014年5月22日号59ページを参考にしました)

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