全く面識の無い人に手紙を届けるには、何人くらいの仲介が必要でしょうか?
全然知らないAさん宛に手紙を書きます。
それを誰かに渡し、
「あなたが A さんをご存知なら渡して下さい。ご存知でなければ知ってそうな人に渡して下さい」
と伝えて、これをどんどん繰り返してもらいます。すると何人目でAさんにたどり着くでしょうか?
答えは「およそ6人(仲介者が5人)」だそうです。
この件に関しては日本でも米国でも検証されていて、アメリカの心理学者のミルグラムという人が行った実験では多くのケースが6人以内で目標の人に届けられました。
(もちろん届かなったケースもあります)
日本では「九州から北海道の知人を紹介してもらうのに何人必要か」という実験が行われています。
その結果の平均は7人だったそうです。
意外と少なくないですか?
こうした現象は
「スモール・ワールド現象」
もしくは
「六次の隔たり」
と呼ばれています。
(ちなみにウィキペディアには「世間は狭い」現象という訳もあります)