最近の日本では、いわゆる「ゲリラ豪雨」が当たり前になりました。
短時間でものすごい量の雨が降り、小規模な水害が起きるケースもあります。
過剰なほどの降水がある一方で、「水不足」「渇水」の報道もしばしば目にします。
日本には水が豊富にあるイメージですが、実は統計上はイランやサウジアラビアといった砂漠の国よりも「水不足」なのだそうです。
日本の国土面積に対する人口比率を考えると、日本は水が豊富ではありません。
日本は国土の三分の二が山地で、河川の水はすぐに海に流れてしまいます。水が陸地にとどまる時間が短いのです。
加えて雨が降る季節が偏っており、一年を通じて満遍なく降水がある気候ではありません。
つまり日本は降ってくる水の貯蔵や利用に適していないのです。夏になると毎年のように水不足が報じられるのはそのためです。
(「知識ゼロからのミネラルウォーター入門」31ページを参考にしました)