myimage-nomal人体の細胞を構成するたんぱく質はケガ、疲労など外的要因で構造が変わり、本来の働きができなくなることがあります。
 
一時期話題になった「ヒートショックプロテイン(HSP)」は、その傷ついたたんぱく質を修復する働きがあります。

この性質を利用し、普段から軽めの熱ストレスを与えてHSPをあらかじめ増やしておくマイルド加温療法というケア方法もあります。
 
2005年に行われた、国士舘大学レスリング部の学生らを対象にした実験では、ミストサウナや遠赤外線装置などで体を温めると、腕立て伏せの回数が二割近く増えました。
 
HSPが最も作られるのは体温が2度上がった状態だそうです。また入浴から2日後にHSPは最も多くなるので、週末に入浴すれば週明けには疲れがとれるというわけです。
 
半身浴・サウナ・温泉・入浴が健康法として昔から廃れないのはこういう意味もあったのです。