玄米について少し気になった話題をひとつ。
愛知県衛生研究所の上野英二さんは玄米と精米のそれぞれついて、調理する過程での残留農薬量を調べました。
残留農薬は玄米を100とすると、精米後には19と大きく減少し、米をといだ後には12、炊飯後には8にまで減ります。
しかし玄米の場合、炊飯後でも70の農薬が残留していたそうです。
玄米食はマクロビオティックなどの流行もあって、一般的に「健康に良い」というイメージでとらえられています。
何より私自身が「玄米はイイ」という実感があるので朝食で食べるのを習慣にしています。
玄米食を熱心に勧める人も個人的に知っています。(ちなみにその人は「牛乳飲むと骨粗しょう症になるよ」とも主張してますが)
一方で、「玄米食はすすめない」旨の記事も少なからず目にするのも事実です。
上の残留農薬の件もそうですし、玄米の欠点として
フィチン酸はカルシウムなどミネラルの吸収を妨げたり、排出を助ける働きがある。玄米食を続けると虫歯になる人がいるのはそのため。
という点はよく挙げられます。
賛否両論あるわけで、これをどう判断するかですよね。
私の考えは
「玄米食は試す価値はある。白米食でも健康は維持できる」
です。
玄米に含まれている栄養は、種類・量ともに白米より豊富です。おかげで上で少し触れたように、白米を食べていた頃より体に良い実感があります。
それでは残留農薬の危険性やフィチン酸の件はどうかというと、
私はあまり気にしていません。
農薬やフィチン酸があるとしても、ごくわずかではないか、と考えているからです。
玄米を大量に三食、毎日習慣として食べ、それを長年続けるとさすがに気にする必要があるかもしれません。
しかし私は朝食だけ、気が向いたらもう一食という、かなりユルい習慣にしています。
私としては、玄米の栄養の恩恵を受けつつ、農薬などネガティブな影響はかなり小さいという、”いいとこどり”をしているつもりなのですが、いかがでしょうか。