myimage-nomal08年の9/3(木)、久しぶりに中堤にフローターで出撃しました。
 
1ヶ月以上ぶりの中堤は1mほど減水していて流れ込みも無く、完全な「超巨大水たまり」状態になっていました。

今回の釣行についてまとめます。ちょっとした発見もありました。

 

バクラトで釣れず ゴブリンで8匹ゲット

水が止まっているためアオコがほぼ全域に発生しており、逃げ場は無い感じ。
 
ちょっとでも水の良い所を探して釣らなければいけませんでした。
 
条件は良くはなかったので、これから中堤で釣ってみようかな?とお考えなら、雨が降りそうな日か、雨が降った後が良いかも知れません。
 
こういう状態で雨が降ると、バスの活性がハンパなく上がりそうな気がするので。
 
それで釣果はどうだったかと言うと、8~9匹(正確な数は忘れてしまった・・・とにかく10匹未満)釣れて、最大は40cm強、最小は25cmくらい。平均は30cm後半といったところ。
 
バクラトを投げまくったのですが・・・
 
つ、釣れない・・・(´Д`)
 
バクラトスイマー
 
アタリらしきものはあったのですが「これ、ブルーギルじゃないか?」と思うほど何とも頼りないもので腕が反応しませんでした。合わせてれば何か掛かったのかも知れません。反省。
 
結果的に、バクラトでは一匹も釣れず。
 
この日は雨が降るという予報でした。全てベイトの強気タックルで「デカいのしか狙わん!」という意気込みで行ったものの、実際には一日中晴天が続き、これまた予想外。
 
「コレはキツいな~」と思いましたが、どうにか8匹くらい釣れました。40アップが釣れたので辛うじてOK、といったところでしょうか。
 
でもって、8匹釣ったのは全て同じリグ。
それは
 
5/8ozゴブリンヘッドジグ+バルキーパワーホグ3インチのソリッドブラック
 
で、ラインはフロロの10ポンド。
一番多かったのは、このリグを岸際にキャスト→着底とほぼ同時にアタリ、で釣れたもの。
 
それと今回、このリグを使っていて気づいたことがあります。
 
自分としては「ワザの引き出しがひとつ増えた」気がするので、かなり大きな意味があると感じています。

ゴブリンヘッドジグでハングアップオフ練習

バス釣りのハウツー本などを読むと、「ハングアップオフはよく釣れる」といった記述をしばしば目にします。
 
「ハングアップオフ」とは、半根がかり状態になったルアーを、やわらかく「プルルン」と外してバスのリアクションバイトを誘う動作のこと。
 
今回の釣行(09 9/3)ではハングアップオフ(以下HOと略)について気付いたことがあります。(この「プルルン」という擬音は特に意味はないので、気にしないで頂きたい)
 
私はこれまでに何度となく意識してHOらしきことをやってみましたが、実際に釣れたのはおそらく数えるほどです。
 
しかし今回の釣行では「HOやるぞ!とハナから意識し、アクション後に狙い通りバッチリ合わせる」ことがニ回できました。
 
たった二回かよ、というなかれ。
動作を偶然行い、その後ビックリ合わせでたまたま釣れたのとは違います。
 
アクション以前のポイント選びという前提も含め、最初から最後まで完全に狙って釣れたのです。
 
これはハッキリ言って気持ちイイ。
 
ちょっと大げさかもしれませんが、新たなテクニックをモノにできたような気がするのです。
 
バス釣りでは「モノにした!」実感があるのとないのでは、天地の差があります。
 
「確信の有る無し」とも言い換えられるかもしれません。
 
これまでに使ったことの無いルアー、例えばラバージグで1匹釣るまでは「ホントにこんなので釣れるの?」と何とも言えない壁を感じるもの。
 
ただし1匹釣るなりして「なるほど、釣れるんだ!」と一度でも実感しモノにすれば、一気にブレイクスルーし、そのルアー(あるいはテクニック)で普通に釣れるようになります。
 
(モノにする前と後でやっていることがそれほど違うとは思えないのですが・・・。このへんが不思議なところ)
 
今回の私の場合、先程の「二回」がまさにその「モノにした」瞬間でした。
 
私にブレイクスルーをもたらしてくれたのは、上で紹介した
 
ゴブリンヘッドジグ5/8oz+バルキーパワーホグ3インチソリッドブラック
 
です。
 
バルキーホグ3インチ
 
今回の釣行で、このリグはHO(個人的にはプルルンリアクションと呼んでる)を練習するのに非常に優れていないか?と気付きました。

ゴブリンヘッドとケイテックの比較 ズル引きでは

今回のゴブリンヘッドジグ(以下ゴブリンと略)HOアクションでは、ボトムをズルズル引いてきて、何かにひっかかったらハングアップ、という手順をとりました。
 
このやり方自体はそれほど難しくありません。ここで問題になるのは、むしろゴブリン自体の操作感ではないでしょうか。
 
一度使ってみると分かるのですが、ゴブリンはズル引きすると独特の操作感があります。特に障害物が無くても、ボトムに常に引っ掛かりながら引いてくる感じがあるのです。
 
私が溺愛しているケイテックのラバージグはスタンダードそのもののような形状なので、ズル引きすると
 
ズルズルズルズル~(以下続く)
 
てな感じで素直に引っぱることになります。
 
ケイテックラバージグとカスタムトレーラー
 
対してゴブリンは
 
ズ、ズズズ、ズルッ、ズズ、ズルズル、ズズズ・・・
 
と、引き感が不規則なのです。
 
独特のヘッド形状と重心の関係から、いちいちボトムに引っ掛かりながら動くのです。これはゴブリンを実際にズル引いてみると一発でわかります。
 
ゴブリンヘッドジグ
 
手元に伝わる感触が独特のため、時にはアタリと間違えることもあります。はっきり言って、ズル引き中のアタリはケイテックよりも分かりにくいと感じます。
 
しかし、これまた実際に使ってみるとよく分かるように、ゴブリンは石などに遮られた根がかり後のハングアップオフ動作を非常にやりやすいのです。この点は間違いなくケイテックよりも上。
 
実際にゴブリンを手に持ってみると、「なるほど、こりゃ外れやすいわ」とすぐにわかるのではないでしょうか。
 
引っ掛かった対象が石であれば、ほぼ確実に「プルルン」できると言っても過言ではありません。
 
次に、実際にどのような動作を行ったか、あるいは気付いた注意点などを紹介します。

ジグでのハングオフのやり方 私の場合 アワセが大事

ゴブリンヘッドジグ(以下ジグ)をズルズル引っ張ってきて、石に引っかかったとします。
 
その後どのようにハングアップオフさせるかは、それぞれやり方があるでしょうが、私の方法はこんな感じ。
 
引っかかったら、ジグを動かさない状態で、できる限りラインを巻き取る
これによりティップをジグの方に寄せて、アクション後の「アワセしろ」をかせぐと同時に、ポーズの役割も果たします。
 
パシパシッて感じでロッドをはたき、ジグを外す
この時できるだけジグを移動させないように、プルルン、あるいはコロン、といったイメージでやわらかく外すのがキモ。
 
上手くいけば、アクション直後にアタリが出る
私が今回釣ったときは着底直後に、トトン、といった細かいアタリが来ます。
 
 
ここで、おりゃ!と間髪入れずアワセないと釣れません。
ここが一番難しく、集中力が必要。
 
バスは「食べよう」と思ってくわえているわけではないので、そのまま待っていても「追い食い」などのアタリはまずありません。
 
おそらく「何だコリゃ?つまらんもんくわえちまった」とか思いながらその場を去っているはず。
 
今回は5~6回それらしいアタリがあって、ちゃんとアワセられたのは2回だけ。なかなか難しいですが、ちゃんとアワせきれた時はものすごい快感です。^^
 
バシッ!のアワセにグググッとバスの重みが乗った時の手ごたえといったらもう・・・。
 
たまりまへん!
 
冒頭で紹介したように今回は水がかなり悪かったのですが、それでもアタリがいくつか出たのは、リアクションならではないでしょうか。
 
この記事を書きながら、5~6回のアタリを全てとれていたらなぁ…と思うと同時に、次は絶対逃さずアワセる!と気合いを入れています。
 
最近は気温が低い日も多くなり、「水が悪いかも…」と感じることが増えるでしょう。
 
そういう時はこれ幸いに(?)リアクションジグを試してみてはいかがでしょうか。
 
アタリを見逃さないように・・・。

ハングアップオフ 気付いたこと ラインへのダメージやトレーラー

その他の細かいことをお知らせします。
 
まず気付いたのは、ラインが傷みやすいこと。
 
石や木などいろいろあるところでズル引きし、さらには障害物に軽く引っかける釣り方なので、ラインへのダメージはかなり大きいようです。今回の釣りでは、数投でラインがザラザラになりました。
 
障害物にコンタクトさせるとは言え、この釣りでベストなラインの太さは10ポンドくらいではないでしょうか。
 
細いラインではありませんが、それほど太いラインでもないわけで、キズがついているとあっさり切れてしまうことも考えられます。
 
特にこの釣り方はバシッ!と瞬間的に強くあわせるためリスクはさらに高いでしょう。
 
ラインチェックはマメにすることをおススメします。
 
もうひとつ、トレーラーについて。
 
今回使ったのは、バルキーパワーホグ3インチのソリッドブラック。
 
これを4インチパワーホグのグリーンパンプキンに換えたら、アタリがパタッと止まってしまいました。しばらくやってみましたが、アタリはゼロ。
 
パワーホグ4インチ
 
あれ?と思い3インチの黒に戻すと少ないながらもアタリが復活したのです。
 
形やサイズの違いもありますが、思うにカラーの違いが大きかったのではないでしょうか。
 
何度か書いているように今回は水がかなり悪く、全域でニゴり気味でした。そのため、より目立つ黒をバスは発見しやすかったのだと考えています。
 
水の色によっては、逆にグリパンの方が良い(黒では強すぎる)、ということもあります。実際に私も過去何度か経験しています。
 
myimage-ureshii以上で、今回の釣行で行ったゴフリンヘッドジグによるリアクションの紹介は終わりです。
 
次にこのリグを使う時はトレーラーをダイナゴンにして、デカいのを狙ってみようと考えています。
 
長々とお読み頂きありがとうごさいました。