「セカンドミール効果」という言葉をご存知でしょうか?
最初にとる食事(ファーストミール)が、次にとった食事(セカンドミール)後の血糖値に影響を及ぼすこと
をセカンドミール効果と呼んでいます。
血糖値の上がりやすさを示す「GI」や、「ジェンキンスダイエット」の提唱者であるジェンキンス博士が提唱した概念です。
博士はこのように主張されています。
繊維の多いマメ科植物(大豆など)を含む食事は、炭水化物の消化・吸収を遅らせ、食後の血糖値上昇を抑える。
さらに、大豆などのマメ科植物を含む食事は、次の食事による血糖コントロールを改善する。
ダイエットを意識している人であれば常識となっている「最初に野菜を食べる」も、セカンドミール効果による血糖値上昇抑制を狙ってのものです。
大豆などの食材は、納豆や豆腐など日本には豊富にあります。
豆類に限らず、和食はセカンドミール効果に適した食材がいっぱいです。
近年は、セカンドミール効果だけでなく、免疫力アップ効果も極めて高い「もち麦」が注目されているようですね。
もち麦は
白米の約25倍
押麦の約1.5倍
玄米の約4倍
もの食物繊維を含んでいます。
冷凍保存した茹でもち麦を、朝からサラダなどにパラパラかけて食べるだけでもセカンドミール効果が期待できるそうです。
私も玄米ご飯に混ぜて食べてみようかな?
ちなみに私としては、朝食抜きの食生活の人はセカンドミール効果を得るのは難しいと考えています。
学生でも社会人でも昼食は外食が多くなり、食物繊維の多い食品をとる機会は少なくなります。
夕食で豆類などを食べれば、次の食事(夜食?)でセカンドミール効果は得られますが、そもそも遅い時間での食事はあまり勧められません。
なので朝食で食物繊維の多い食品を食べて、(外食が多くなりがちな)昼食でセカンドミール効果を得るのがベストではないでしょうか。
朝から納豆もいいですし、私は朝だけ玄米を食べるようにしてます。個人的にはこれもなかなかイイ感じでおすすめです。
朝から食物繊維をお腹に入れておけば、お昼に外食する時でもカロリーをあまり気にせず食べられます。(ホントはダメかも?)
・・・と、ここまで書いておいて何ですが、「セカンドミール効果は無い」という実験結果もあります。動画をひとつ紹介します。