俳優の小出恵介さんは、以前意図的に身体を鍛えていた時期がありましたが、現在はランニングと水泳くらいです。
「ガチガチに鍛えて身体への意識が高まりすぎると動きが硬くなって演技の邪魔になる」
と考えていて、いまは本番前のストレッチに時間をかけます。心と体から無駄な力を抜くためです。
力みすぎず、かといって脱力しすぎないニュートラルな状態を目指しており、それは筋トレでは作れないと考えています。
いまはヨガや古武術の発想に興味を持っています。
俳優という職業は
「寒いときに寒さを感じられず、暑いときに暑さを感じられない。外で陽に当る時間も少なく、皮膚呼吸ができずに息苦しい感覚がある」
そうです。
そんな時は屋外でランニングして景色を見ながら風を肌で受けます。
体重計にはあまり乗らず、裸になった時の自分の身体を見たり触ったりして肉がつきすぎたと思ったら減量を意識します。
体重という「数字」の増減に神経質になりすぎるのは好きではありません。
食べたい時に食べたいものを好きなだけ食べる主義であると同時に、「過不足なく」を心がけています。
オカルト的なものは信じませんが、アメリカ先住民の聖地・セドナを訪れたときには不思議なエネルギーを肌で感じました。
そこのヒーラーからもらった水晶を、「ここぞ」という時に握っています。
安心できて力がみなぎってくるそうです。
この記事は雑誌「Tarzan」No.621 2013年3月14日号 137ページを参考にしました。