myimage-gakkariご存じのように、平成28年(2016年)4月14日、熊本で大きな地震がありました。現在伝えられているところでは、震度7の地震が二度発生しています。

管理人は熊本県民であり、熊本市中心部に住んでいます。震度6か7を二日連続で経験し、地震の怖さのみならず、日頃の心構え・備えの大事さを思い知らされました。





多数の犠牲者が出て、被災地は悲惨なまま。震度3程度の余震も続いていて、いまだ「熊本地震」真っ最中なわけですが、熊本県民として個人的な意見を発信させて下さい。
 
他県のみなさま、どうか「自粛」はしないで下さい。
 
こうした災害の後は、何かと「自粛」ムードが強くなりませんか?お祭りやスポーツ、芸能、レジャー関連のイベントを自粛します、といった動きですね。阪神大震災や東日本大震災でも、一定期間こうしたムードが高まったと記憶しています。
 
しかし私は、こうした風潮は本当に必要かな?と疑問を感じています。
 
主催者さんとしては「空気を読んで」のことだと思いますし、被災者からすれば気を使ってもらって恐縮なのは間違いありません。
 
ただ、ものすごくぶっちゃけて言わせて頂くと、そのイベントの有無は、被災者からすればほとんど関係ありません。自粛してもらったからといって、復興が進むわけではありません。ありていに言って、メリットは無いのです。
 
反面、そのイベントを楽しみにしていた人は落胆します。長いこと楽しみにしていた人もたくさんいるでしょう。それが中止になったら、どれほどガッカリするか。
 
もしかしたら、被災者の中にもそのイベントに参加する予定だった人がいるかもしれないのです。
 
そして現実問題として、お金が動かなくなってしまいます。イベントでの収益をあてにしていた関係者は多数いるはずです。それがゼロになれば、まちがいなく赤字です。これは重要な話で、積み重なれば熊本どころか日本全体の景気が停滞しかねません。
 
こう考えてくると、自粛はデメリットばかりです。もちろん、地震の影響でイベントに危険が予想される場合は別です。そうでなければ、自粛しても良いことはないと思えませんか?
 
同じことは、サッカー日本代表の本田圭佑選手も発信されています。
 
サッカー本田圭佑「僕は自粛するのは間違ってると思います」公式HPで持論
sankei.com/west/news/160417/wst1604170051-n1.html
 
私も本田選手に全面的に同意致します。
 
似たような「自粛(の強制?)」は、他にもありますよね。
 
例えば、災害の後にこんな話題をツイッターやブログで発信すると、「不適切だ、自粛しろ!」「不謹慎だ!」と、たちまち炎上しがちです。
 
「美味しいものをお腹いっぱい食べました!」
「レジャーに行きました!ほんとに楽しかった」
「この服かわいいでしょ?」
 
これらを批判する人は「被災者の気持ちを考えろ!」とか言うわけですが、私は全く理解できません。私も被災者の一人ですけど、上のような話を聞いても「へー、いいなぁ」くらいしか感じないのです。
 
被災者の中には、食事を十分とれない人が確かにいます。しかし、それとこれとは全く別の話です。「お腹いっぱい食べた」といっても、被災者の目の前で「いやー、美味しいなぁ」などと見せつけながら食べたわけではないでしょう?なぜ「不謹慎だ」と自粛を強制する必要があるのですか?
 
こちらも、有名人が発信されています。
 
「勘違いの代弁者ぶるやつは黙っとけ」 熊本地震でのウーマン村本大輔さんのツイートに反響
news.livedoor.com/article/detail/11436438/
 
ここでも、村本さんの発言に同意します。
 
だいたい、いま本当に不謹慎で自粛するべき言動って、
 
地震災害をお祝いするイベント
災害復興を妨害する催し
「犠牲者が増えた!ヤッター!」といった発言
 
くらいなものではないですか?こんな非人間的な行いは、日本人なら最初から発想しません。
 
myimage-nomal祭りやスポーツ、お笑いでもコンサートでも、ガンガンやって下さい。こんな時だからこそ、みんなで楽しんで、笑いましょう。美味しいものを食べて、バカ話をドシドシやって下さい。
 
それで文句をいう人間は、私はアホだと思います。
 
最後になりましたが、全国・世界各国の皆様から熊本へ温かい支援を頂き、本当にありがとうございます。御礼申し上げます。私個人も非常に助けられました。
 
今回受けたご支援は忘れません。いつか善意をお返しできるよう、いまは復興に注力致します。