近年はウイルスの影響で、なかなか遠出ができない状況が続いています。
都道府県の境をまたぐ移動は自粛しているため、”密”にならないアウトドアであってもそうそう行けるものではありません。
このコンテンツを作っているのはもうすぐ秋かなという時期。
登山にはもってこいの季節なのですが、実際に登るのはなかなか難しいかもしれません。
一時期はブームになっていた富士山登山も、いまは人がだいぶ減っているでしょう。
ところでいまでは誰もが登っている富士山ですが、日本で最初に富士登頂を果たした人は誰なのでしょうか?
聖徳太子や徐福にも富士山登頂の伝説がある中で、最も信憑性の高い記録によれば、それは平安時代の漢詩人、都良香(みやこのよしか)という人のようです。(大昔から何度も登ってるよ、という地元の人は多いかもしれませんが・・・)
879年に彼が書いた「富士山記」には、
「頂上には平地があり、広さは一里ほど」
「山頂の中央部は窪んでいて、甑(こしき)のようだ。甑の底には池がある」
「甑の底からは蒸気が出ている」
といった描写があるそうです。
アウトドア雑誌「fenek」2009年7月号 写真家・石川直樹さんの記事を参考にしました。