(ちょっと前の話題になりますが)
温泉の効能書きが2014年に改訂されたのはご存じでしょうか?
最初に基準が作られたのは1982年で、泉質や適応症、禁忌症などが国により定められました。
それが2014年に32年ぶりに改訂されたのです。
それまでは、温泉に入れない「禁忌症」として「妊娠中(特に初期と末期)」という項目がありましたが、改訂では削除されました。
産婦人科医と相談すれば、妊婦さんも温泉に入ってもOKと判断されるようになったのです。
ちなみに温泉は立地によって自律神経への効果が変わります。
標高1000m以上の高地にある温泉では、交感神経が活発になります。そのため、高地の温泉に入るとリフレッシュ効果が得られます。
対して麓の森林地帯や海の近くなど、標高が低く静かな場所の温泉は、副交感神経を高めるので、心身のリラックスを促します。
こうした温泉の効果は、環境省の有識者会議が2017年7月に提言をまとめています。
雑誌日経ヘルス 2018年3月号(楽天市場)80ページを参考にしました。