健康食として世界中に知られている和食ですが、食塩摂取量が多くなりがちなのが注意点です。
塩分の多い食事を続けていると胃がんになりやすいことがわかっています。
日本は世界でも突出して胃がんが多く、同様に食塩摂取量の多いチリも胃がんの多い国です。
一日あたりの食塩摂取量13gの人が、3g少なくして10gにすると、胃がんの死亡率も3分の2に減るという調査結果もあります。
食塩摂取量が増えるとなぜ胃がんにかかりやすくなるのでしょうか?
疫学研究によると、高塩分食品を食べる人ほどピロリ菌の感染率が高いことがわかっています。
胃粘膜が塩分で破壊され(塩をかけられたなめくじが溶けるのと似たイメージ)ピロリ菌の持続感染や慢性炎症が起きやすくなるのです。