「男子厨房に入るべからず」なんて言葉がありますけど、今では料理をする男性は珍しくありません。
かくいう私も簡単な料理ならけっこうやっております。
実際にやってみるとなかなか面白く、いい気分転換にもなるものです。
昔も同じように感じる人はいて、有名な戦国武将のひとり伊達政宗も
「ちっとも料理心のない者は、情けない心の持ち主である」
と語っていたそうです。(「政宗公名語集」より)
政宗は食通であり、食事の献立を考えるのが大好きだったのだとか。
日常的に戦がおこなわれていた時代だったので、政宗本人が料理をすることは少なかったようですが、
「客人を接待する一番は、心のこもった料理を出すことである。皿数の多さは問題ではない。
また名物や珍味よりも、たとえ一品でも、自分が料理したものを盛るならば、それが一番のご馳走である」
という言葉を残しており、むしろ「男子もどんどん厨房に入れ!」と考えていたのは間違いないようです。
伊達政宗が考える献立とは具体的にどのようなものだったのでしょうか?気になるところです。