健康維持において、免疫力をいかに高めるかは大事なポイントのひとつです。(免疫力が強すぎてもダメ、という意見もあるようですが)
いわゆる健康情報の何割かは、免疫力アップを意図しているといっても過言ではないでしょう。
雑誌「週刊新潮」に、免疫力を高めるための「ベストイレブン」という記事がありました。
免疫力向上に役立つ食材のベスト11をピックアップした特集です。
以下に記事の一部を抜粋して紹介します。
1 ニンニク
米国立がん研究所がガン予防フードのピラミッドの頂点に認定。アリシンという成分に強力な免疫増強作用や抗ウイルス作用がある。
2 キャベツ
イシチオシアネートという成分は、肝臓なの解毒酵素の働きを促進し、がん細胞を抑える。
3 ヨーグルト
善玉菌のエサとなる乳酸菌が腸内フローラの環境を良くし、免疫力をアップさせる。
4 納豆
大豆に含まれるサポニンには強い抗酸化作用がある。納豆には、スーパーオキシドデスムターゼというさらに強力な抗酸化物質が含まれる。
5 刺身(鮭・青魚)と生卵
生魚や生卵にはアミノ酸の一種、グルタメンが大量に含まれており、リンパ球の栄養分になる。熱すると壊れるので生で摂るべし。
鮭にはアスタキサンチンという色素があり、強大な抗酸化作用がある。
また青魚のEPA、DHAにもがん発生を抑える疫学調査の結果が出ている。
卵黄には、抗酸化ビタミンも多い。
6 鶏の胸肉
鶏肉のカルノシンやアンセリンというアミノ酸には抗酸化効力がある。とりわけ胸肉には、イミダペプチドという「抗疲労成分」も多量に含まれる。
冬季、長距離を飛ぶため、渡り鳥の胸肉には、この「抗疲労成分」が凝縮されているという。
7 海藻類
コンブ、ワカメ、メカブなどには、フコイダンというぬめり成分が含まれている。免疫機能を向上させるインターフェロンを増やす働きがあり、がん予防に効果がある。
8 ブロッコリー
スルフォラファンという成分には、解毒酵素の働きを活性化し、発がん物質を無毒化する作用や、優れた抗酸化作用がある。
発芽後2~3日後の「ブロッコリースプラウト」が最も濃度が高くなることが分かっている。
9 ニンジン
βカロテンには活性酸素を強力に除去する作用があり、細胞のがん化を抑える力を持つ。
10 キノコ類
βグルカンという免疫力増強に有効な成分が含まれる。
11 リンゴ
皮の部分の食物繊維ペクチンには善玉菌の繁殖を促す効用があり、大腸がんを予防。抗酸化作用をもつ10種のポリフェノール成分も含まれる。
このコンテンツは雑誌週刊新潮2015年12月31日・2016年1月7日号64~65ページを参考にしました。