このコンテンツでは、誰もが知ってる超長寿番組「徹子の部屋」の話題をまとめています。
 
司会の黒柳徹子さんは、同番組を始める際に「ある取り決め」をテレビ局と交わしました。

その取り決めは長く守られてきましたが、一度だけ破られたことがあります。

「徹子の部屋」を始める際に決められた”条件”

黒柳さんは「徹子の部屋」を始めるにあたって、番組を長く続けるためにある条件をテレビ局に出しています。(番組が始まったのは1976年2月です)
 
その条件とは次の2つです。
 
ひとつめ。
番組の質を保つためスタッフを変えないこと。
 
何十年も全て同じスタッフというわけにはさすがにいきませんが、入れ替えは極めて少なく、20年以上かかわっているスタッフもいます。

ふたつめ。
編集をしないこと。
 
「ゲストは黒柳さんを信頼して素顔を見せてくれるので、その意図や雰囲気をそのまま伝えるのが一番」という考えからです。
 
生放送とほとんど同じといえるわけで、編集で面白いところだけをつなげるいまどきのバラエティ番組とは一線を画しています。

一度だけ破られた”条件”その理由は?

超長寿番組「徹子の部屋」は2015年に放送回数1万回を超え、同一司会者による番組放送回数で最多とギネス認定されました。
 
上で紹介した「条件」の二つ
 
・ゲストへのインタビューを編集しないこと
・スタッフをあまり入れ替えないこと
 
は40年間守られてきたのですが、「編集しない」の禁は一度だけ破られたことがあります。
 
それは昭和の大女優、杉村春子さんの回で、黒柳さんは、杉村さんの生年を聞きます。
 
当時杉村さんは文学座の「女の一生」全国公演の直前で、15歳くらいのおさげ髪の少女を演じる予定でした。
 
実際の杉村さんは80歳を超えていました。
 
そのため、文学座から
 
「10代の少女を演じる女優の実年齢を、公演直前に意識させるのは勘弁してもらえないだろうか」
 
と番組に要望が届きます。
 
これを受け、インタビューの一部がカットされます。
 
1万回を超える「徹子の部屋」の歴史上、これが唯一のカットとなりました。
 
雑誌週刊新潮2015年8月6日号54~58ページを参考にしました。

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