大学に入ると、いろんな「付き合い」が急に増えますよね。
飲み会やコンパの類、友人や彼氏・彼女との外出など、高校時代までの生活とは一変します。
大学時代にカラオケ大流行…しかし高い声が出ない!
成人すればお酒も飲めるようになり、バイトで稼げば自由に使えるお金も手に入るので、経験できる「遊び」もドカンと増えます。
そのひとつが、カラオケです。
何しろ流行しはじめの頃だったので、世間は猫も杓子もカラオケでした。
カラオケボックスは至るところに出現し、スナックやバーなどお酒が出る場ではカラオケ設備があって当たり前。夜の街に繰り出せは、どこでも誰かが歌っていました。
(ちなみにカラオケ好きになったいまでも、カラオケのあるスナックやバーはいまいち好きになれません。こういう場は人と会話するか、静かに飲む場所だと思うので)
当然、大学生活の「付き合い」でも、カラオケはお約束になります。
周囲の友人はレパートリーをいくつも持っています。「三人でカラオケに行って、12時間歌い続けた」という女の子の友達もいました。
もちろん、私も歌ってみましたよ。
しかし・・・
高い声が出ない! Σ(゚Д゚;)
流行ってる歌って、どれも声が高いんですよ!
PR:カラオケ上達・音痴改善の為のボイストーレニング【ボーカルレッスンMyU】
キー下げは邪道という雰囲気 ムリヤリ歌って自己嫌悪に
しかも当時は、キーを下げるのは邪道という風潮がありました。(私の勘違いですかね?)
友人の中には、あからさまに「何だよ~キー下げんなよ~」と口にするヤツもいたのです。
声が出ないんだから仕方ないだろ!と思っても、ひんしゅくを買う雰囲気には抗えず、ムリヤリ原キーで歌ってました。
当然、サビでは声が出ません。
自分でも「コレじゃダメだろ・・・」と認識しながら歌っているので、苦痛以外の何物でもありません。
特に女の子がいる場では恥かいてる感も数倍になり、ものすごい自己嫌悪に陥りました。
いまと違って(?)繊細でナイーブだった当時の私は少なからず傷ついたものです。
そんなことを何度か繰り返せばさすがにイヤになり、「オレにはカラオケは無理」と考え始め、そのうち「歌わない」という選択をするようになりました。
しかし先に書いたように、当時はブーム真っ最中、何かあれば二言目にはカラオケで、「歌わずば人にあらず」的な雰囲気もありました(←コレはさすがにオーバー?)。
何人かで歌いに行き、マイクが回ってくるたびに「いや、オレは歌わないから」などと拒否するのも限界があります。
場の楽しい雰囲気を壊し、ひんしゅくをかっていたのです。(「え~歌わないの~?」などと煽るヤツもいましたし)
全く気乗りしないまま、声の出ない歌をイヤイヤ歌い、その場を取り繕ってまたもや自己嫌悪。
当時の私にとって、カラオケは実に居心地の悪い場所だったのです。
カラオケへの苦手意識が生まれたのは、間違いなく大学時代です。
私にとっては、さらに最悪な出来事もありました。