何とも久しぶりの釣行記です。
2009年の4/28(水)に中堤でフローターを出しました。
今回はかなりキビしい釣りが予想されました。そこで私はある方針を立てて釣りに臨んでいます。
厳しい条件のオンパレード!そこで立てた方針は・・・
実は釣行前日から釣りを始めるまで、「こりゃボーズかもしれんなぁ」という不安でいっぱいでした。
というのも・・・
・時期的にはアフタースポーンでバスの食い気は無さげ
・当日はほとんど大潮で、満月
しかも前日の夜はバリバリ晴れで、月のキレイなこと。よって、翌日の昼間はバスの食欲がさらに無くなっている可能性大。
(今江さんが本やセミナーでたびたび指摘されているように、大潮の日は釣りづらいことが多い。さらに満月の明るい夜はバスが盛んに補食するため、朝~昼間にはすでに満腹になっていることが多いそうです)
加えて当日は高気圧がバリバリに強くなりそう。
・・・などなどを考えていたら、「久しぶりの釣りなのにキビしそうだな~」と早くもヘタれかけました。
しかし、しばらくすると開き直ったというか、ひとつの方針が立ちました。
それは・・・
ひたすらリアクションでいこう!
というもの。
私にとってリアクションの釣りといえば、タフコンの救世主、フラッピンソニックです。ラバージグもイケそう。
幸いどちらも好きなルアーだし、「どうせ食わないなら『リアクション芸人』になってやる!」と半ば逆ギレ的な方針でいくことに決めました。
ということでリアクションメインのタックルを組み、当日の朝中堤に到着したのですが・・・。
さらなる悪条件 寒さ 岸際にベイト無し&白い水
中堤に着いて車を降りると・・・
寒い!
厳しさに追い打ちをかける冷え込みようです。
もしかしたらナイロンのウェーダーでいけるかも?と考えていましたが甘かった。結局今回もネオプレーンを穿くことに。
地元の方におはようございま~す、とあいさつしつつ、準備完了。
今回は
ベイト3本(巻物用、テキサス、ラバジ)+スピニング1本(ジグヘッド)の計4本
で出撃します。
「リアクション芸人になる」といいつつ、ライトリグも準備しているところがお茶目。まぁジグヘッドもリアクション的に使えるし・・・と言い訳してみる。
キビしい釣りになりそうとは言え、久しぶりのバス釣りはやっぱり楽しいもの。水に浮かぶだけでウキウキします。
以前の教訓を生かし、今回は岸際のベイトの有無をちゃんとチェックしました。岸際にベイトはいない。
この時点で、「もしかしたら岸際ペシペシ攻撃はダメかも・・・」と予想します。(この考えが正しいかどうかは後々判明します)
加えて、水がやたら白いのが気になりました。
いつもは岸際を順に打っていくのですが、ベイト不在や水質などを勘案した結果、今回はちょっと沖合の岬周辺をいきなり打つことに決めました。
クランク、テキサスで岬周りを風裏、風表とかなり丁寧に打ってみたのですが・・・。
釣れん!(´Д`)
もう少し春よりの場所かな?
などあれこれ考えてそれらしいところをテキサスで打つものの・・・
やっぱり釣れない。
これまで打った岬周辺はかなり風が当たり、水質としては良いエリアのはず。
スタート地点の水が悪かったので、冷え込みでターンしてるかもと、水質が良さげな場所を真っ先に打ってみたのですが、反応はナシ。
釣れないだろうと覚悟はしていたとはいえ、かなり丁寧に釣ってアタリも無いとなると「どうしよう?」と途方にくれてしまいます。
ならば、と水があまり動いてなさそうな場所へ行くことにしました。水質は悪いかもしれんなぁ、と不安を抱えつつ、バタ足を始めます。
移動しながら、クランクをフラッピンソニックに付け替えます。今回の本命が早くも登場です。
というか、今日はコレをやりに来たのでした。
ついに出撃 フラッピンソニック 投げる場所は?
ほぼ完全に風裏になる場所へ移動しました。
水が止まっているため、ややよどみ気味。本来こういう場所はあまり選択しないのですが、もしかしたら?とやってみることに。
まずは岸際にテキサスを打つも、やはり反応は無し。先ほどの岬周りも岸際ペシペシ攻撃はダメでした。
釣りを始める時にチェックした「岸にはベイト無し」を考えると、やはり今回はちょっと沖を狙うのが良いのかもしれない、とそれらしい方針が固まってきます。
ということで、ついにフラッピンソニックの出撃です。
まずはこれを岸際に投げて、やや沖まで探ることでどこにバスがいるのか?の判断もできます。フラッピンソニックは仕事が速いので、「探る」にはもってこい。
秋に水が悪くなって、「バスはどこにいるんだ~」という時にこれを投げて探し、釣れる場面は数多くあります。
ワンド出口付近の岸へ投げる。アクションはいつものリフト&フォール。
そして数投目・・・
ついにヒット!
キターー!
ヒットした場所は、やはり岸際ではなくちょっと深いところ。
「このバスを逃したら今日はボーズかもしれない」
という切迫感から、やりとりのドキドキ感がヤバイ。「サイズはそれほどでもなさそう」と感じるも、久しぶりのバスの引きは妙に強く感じます。
バラしぃ~たぁ~くはない~♪(T-BOLAN風)
と、トシがばれる歌を口ずさみつつ慎重に寄せてくると、30cm半ばのバス。
無事にキャッチし、「釣れた~~」とひとしきり感動にひたる。すごく厳しい釣りになる予想をしていたため、一匹釣れてものすごくうれしい。
しかも自分の読みと釣り方がある程度当たっていたため、魚のサイズはイマイチながらも満足度は激高です。
久々の釣りでとりあえずは1匹釣れたのでホッとしました。
今回使ったその他のルアー ダイナゴンのテキサスほか
結局、フラッピンソニックでは合計6匹釣れました。最大サイズは40cmちょっと、といったところ
あと、バラシが2匹。
釣行前に考えた「リアクションでいこう!」の方針はそれほど間違っていなかったようです。
釣れたのはいずれも岸際ベッタリではなく、少し沖目。(これ大事)
倒木など、けっこうカバーのあるところも打ちましたが、根がかりロストが無かったのは良かった。リフトした時のアタリと根がかりの区別もだいぶ判断できるようになったようです。
あと、ノッた後のアワセも安定してきました。(といいつつ、2匹バラシましたが)
フラッピンソニックで釣ったバスはやたら引くように感じるのは気のせい?
ライトリグでじっくり、も良いですが、リアクションのサクサクした釣りも気分が変わってまた良し。
その他の釣果はこんな感じです。
・3インチダイナゴンテキサス×1匹(30cmちょっと)
・ガード付ジグヘッドリグ+クリンクルカッツ×1匹(こちらも30cm強)
・ゴブリンヘッドジグでは釣れなかった
この日は途中から日差しがかなり強くなり、カバー下にシェードができ始めました。ジグヘッドで釣れたのは、シェード奥の極限までスキッピングが決まったからと考えています。
上では「岸際は釣れなかった」と書いてますが、「良さげな場所のシェードの最奥」ならバスがいたようです。(ただし、数は少なかったのではないか?)
春から夏へ移行するこの時期、中堤はパタッと釣れなくなる(ヘタすりゃボーズもありうるほど)ことがあります。
今回の釣行を境に、「こんな時はフラッピンソニックのリアクションをやってみようかな」と、ある程度の自信を持って判断できるようになったかもしれません。